氷菓
米澤穂信
いやー、大好きだ!
米澤さんの本は、本当に大好きだ。
話がいちいち面白い。
登場する面々もいちいち凝っている。
もう、いちいち素晴らしい。
かんったんにこの本を説明すると、こんな感じ。
日常にある、日常的に発生する実に普遍的などこにでもある謎。
それに好奇心旺盛で見た目清楚な少女が食らいつく!
「わたし、気になります!」
しかし気になったところで答えは分からない。
考えてみるが分からない。
しかし答えは知りたいどうしても。
……そういう時は、解ける人に頼ればいい。
出来うる限り行動しません。やりません。省エネ基本主義学生のご登場。
本当ならばやりたくない、けれど空気がそれを許さない。
嫌々ながらも、言い逃れるほうが面倒だと考えて、
「……そうだな、面白い。少し考えてみるか」
と嘯いた。
まあ、そんな感じです。
殺人だとか、そんな物騒なものはありません。
ただ日常的なちょっとした謎を卓越した発想力、閃きで解決してしまう作品です。
皮肉な駄洒落がきいていたり、いやあ、実に面白かった。
さっそく二巻にあたる愚者のエンドロールを読むとします。
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