ミミズクと夜の王
紅玉 いづき
とても綺麗で、美しい作品です。
この作品は一度読み始めると止まりません。
まるで暴走列車の如く、最初から最後まで一気呵成に読み終えました。
そして今、ここで感想を書いています。
実はこの作品を読むのは二度目になるわけなのですが、それでもこの作品の素晴らしさが色褪せる事はありませんでした。最初に読んだときと変わらず、私の魂を打ち震わせてくれました。
この感動をどうにかして読者諸君にもお伝えしたいのですが、私にはどうも技量が足りないようだ。何を書いても汚してしまいそうな、そんな気がしてならない。
だから、登場人物のことも、物語の事も、あえて何も語りません。
私の下手な解説で、この物語を壊したくはありませんからね。
概要、あらすじでも知りたければ、検索してみるのがいいでしょう。
この広大な電脳世界には、素晴らしい書評が満ち溢れています。
……ただ、ひとつだけ。
作家である紅玉いづき先生が語った、私の心に深く刻まれた一節だけ、ここに引用させていただこうかと思います。
「私安い話を書きたいの。歴史になんて絶対残りたくない。使い捨てでいい。通過点でいいんだよ。大人になれば忘れられてしまうお話で構わない。ただ、ただね。その一瞬だけ。心を動かすものが。光、みたいなものが。例えば本を読んだ事も無い誰か、本なんてつまんないし難しいって思ってる、子供の、世界が開けるみたいにして。私がそうだったみたいに。そういう、ね。ああ。小説を、書きたいな」
私はこの作品が、大好きです。
はじめまして
無題
無題
無題
はじめまして
Re:はじめまして
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